とある町で
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今日も 下の子と大喧嘩してしまった。
気がつくと 喧嘩になっている。
上の子に また喧嘩になるから もう放っておいたら、と 言われたのに また口出ししてしまい 喧嘩になり そして ひどいことを 言ってしまった。
傷ついた顔をしていた 下の子。
親失格だ。
この子の親に 私はどうしてもなれない。
なれないのではなく なりたくないのかもしれない。
私の母も 私を要らながっていた。
おまえなんか産まなきゃよかった、と 彼女がいつも思っていたのを 私は知っている。
それに近いことを 言われたこともある。
そのものずばりも 言われたこともある。
そのかわり 育ててやったでしょう 肺炎で死にかけたあんたを 徹夜で看病したでしょう 高校に行かせたでしょう 大学も行かせたでしょう それでもう 充分でしょう、と。
そう 充分です。
充分すぎて 重いです。
あなたにとって重いものなんて 私は要らなかったのに。
捨ててくれてよかったのに。
私は 重い私を育てて欲しいなんて 一度だって思わなかったのに。
下の子は そこまで私を追い詰める。
何故僕を産んだのか、と。
しらないよ。 私もそう 私の母に訊きたいのだ。
久美
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