ほろ苦さ。春は別れの季節。年取ってくるといいことは傷もあまり痛まなくなることだ。もう何度も何度も何度も経験済み。「最初に戻っただけだから。」「一人で始まって、また一人で始めるだけだから。」なのに、意外なことに少し涙が出た。更に意外なことに向こうも少し泣いてはった。それももう今日の終わったこと。別れも辛くない。少しだけ少しだけひりひりするだけ。