誕生日の贈り物にジャケットを貰った。

その日、
彼と一緒に歩いていた時に、
彼の腕に手を回したらすごく手触りが良くて
「このジャケット、暖かいね〜！」なんてことを言っていた。

それと色違いのジャケットを。


彼がごそごそとそれを出して
「はい、おめでと＾＾」と言ってくれた時は
驚きと嬉しさで、固まってしまった。


少し前に
「もう、何を送るか決めてるんだ〜」なんて言っていて
その時は、なんだろ？って想像もつかなかった。


そして小さいけれどホールケーキ。
「やっぱり誕生日はまぁるいケーキだよね＾＾」

プレートに名前まで入ってた。


どんなかおして、頼んだんだろう。


彼がささやかに部屋を飾りつけ。
二人でワインを開けて。
ケーキを食べて。


来年の彼の誕生日には、
これに負けないくらいの何かをしてあげよう。
…秋はほんと、
いつもわたしがびっくりするほどのサプライズをくれるから、
わたしに果たしてそれができるかどうかは謎だけれど。