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年内にはもう一度くらい、ゆっくりデートがしたいね。
そんなふうに言っていた今月初め。 一応この日、と決めて、その日を目安に仕事をすすめていた。 私の方はまぁそれほど重大な責任のあるものでもないので 普通どおりにしていれば大丈夫。
彼の方と言えば 「この日を過ぎれば楽になる」という日にちを過ぎても …次から次へと、新しい何かが来る感じで それはまぁ、ある意味彼には仕方のないことだけれど 年内デートは微妙かな、なんて思っていた。
一応その日。 昼間はやっぱり無理だった(>_<)
それでも少しだけでも会えたらいいな、とは思っていて。 彼の方もそう思っていてはくれたらしくて 夜、この時間までに、来てもらえたらいいな、という電話。
「本当はね、クリスマススペシャルを考えていたんだ」
ようやく彼と会えたのはもう8時を回ってから。 それでも、彼はまだ仕事中。 右手に会社の電話、左手に携帯、パソコンの画面を開きつつ その合間にファックスも送っていた。
…そんなことする人、実際に見るのは初めてだった(笑) 漫画の中だけだと思ってた^^;
差し入れに、駅ビルで買っていった夕食。 「あ〜ん♪」なんて食べてる合間に電話をまた一本。 ひよこみたいに口を開けてたりして(笑)
ようやくなんとか落ち着いたのがもう10時。
ごめんね、デートのはずだったのに。 せめて夜の街をドライブして、夜景でも眺めよう。 送っていくから。
くたくたに疲れているはずなのに。
少し遅いクリスマスデートにしよう、と、 都心にあるホテルを予約していたんだ、と彼が言った。 この時間になってしまったから、今回は無理だけど(T_T)
結局会えたけど仕事してるだけだったし、本当にごめんね。
そう言って、 疲れてるだろうからいいよ、という私ににっこり笑った。
夜の街は クリスマスのイルミネーションなんてもうなかったけれど。
首都高から見えるあちらこちらの高層ビルを見ながら 私の住む街に車を走らせて。 途中、パーキングに少しだけ車を停めた時間。 それだけで私は胸がいっぱいになった。
彼の気持ちが嬉しかった。
本当に疲れているはずなのに。 来年は、もう少しゆっくり会える時間が持てるといいね。
菜々
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