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2006年12月28日(木) スペシャル

年内にはもう一度くらい、ゆっくりデートがしたいね。

そんなふうに言っていた今月初め。
一応この日、と決めて、その日を目安に仕事をすすめていた。
私の方はまぁそれほど重大な責任のあるものでもないので
普通どおりにしていれば大丈夫。

彼の方と言えば
「この日を過ぎれば楽になる」という日にちを過ぎても
…次から次へと、新しい何かが来る感じで
それはまぁ、ある意味彼には仕方のないことだけれど
年内デートは微妙かな、なんて思っていた。

一応その日。
昼間はやっぱり無理だった(>_<)

それでも少しだけでも会えたらいいな、とは思っていて。
彼の方もそう思っていてはくれたらしくて
夜、この時間までに、来てもらえたらいいな、という電話。

「本当はね、クリスマススペシャルを考えていたんだ」


ようやく彼と会えたのはもう8時を回ってから。
それでも、彼はまだ仕事中。
右手に会社の電話、左手に携帯、パソコンの画面を開きつつ
その合間にファックスも送っていた。

…そんなことする人、実際に見るのは初めてだった(笑)
漫画の中だけだと思ってた^^;


差し入れに、駅ビルで買っていった夕食。
「あ〜ん♪」なんて食べてる合間に電話をまた一本。
ひよこみたいに口を開けてたりして(笑)

ようやくなんとか落ち着いたのがもう10時。


ごめんね、デートのはずだったのに。
せめて夜の街をドライブして、夜景でも眺めよう。
送っていくから。

くたくたに疲れているはずなのに。


 少し遅いクリスマスデートにしよう、と、
 都心にあるホテルを予約していたんだ、と彼が言った。
 この時間になってしまったから、今回は無理だけど(T_T)

結局会えたけど仕事してるだけだったし、本当にごめんね。

そう言って、
疲れてるだろうからいいよ、という私ににっこり笑った。

夜の街は
クリスマスのイルミネーションなんてもうなかったけれど。


首都高から見えるあちらこちらの高層ビルを見ながら
私の住む街に車を走らせて。
途中、パーキングに少しだけ車を停めた時間。
それだけで私は胸がいっぱいになった。


彼の気持ちが嬉しかった。

本当に疲れているはずなのに。
来年は、もう少しゆっくり会える時間が持てるといいね。


菜々 |MAILPhoto


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