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二人で遠出した時とか 近場でも素敵な場所に行った時は カメラとか携帯に、記録を残す。 本当はあまり良いことではないのだろうけれど。
お花見。 桜の下で。 お互いに、お互いの機械の中に思いを残す。
鮮やかな緑の下で。 晴れ渡った空の下で。 美しい紅葉とススキの野原で。
美味しいレストランで。
たいてい、そんな光景と 彼はわたしを わたしは彼を。
一度だけ、ホテルの中で彼がわたしを撮った。 それはかなり素敵なホテルで、日本でもそうそうお目にかかれないような とてもいい雰囲気のホテルだった。
楓、ちょっと撮ってもいい?
彼は持っていた一眼レフで わたしとの時間を写した。
恥ずかしい…
そう言ってうつむくわたしを 色んな角度で。
彼はその写真を、どこかの奥深く仕舞いこんでいる。 ふたりだけの、あの、夢のような時間。
もう一度あんな時間を持てたら、その時にだけ 彼はもう一度きっと同じことをするのだろうな。
日常とはかけ離れた、夢のような時間の中で。
菜々
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