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ふと思い立って彼の名前を入れて検索してみた。
たくさん、たくさん、出てくるページ。 うん、前にやった時もそうだった。 普通のひと、ではない彼は 数え切れないほどのリンクを抱えている。
何の気なしにクリックしたページには 彼の奥さんのことがほんの数行。
ああ、そういうひとなのか。
なんとなくわかっていたけれど 聞けずにいたことが、ほんの少しだけ輪郭を濃くした。
わたしのしていることは たぶん自分で自分の傷をえぐるような行為なのだろう。
わたしはなんにも考えていないふりをして 彼女にメールを送る。
目の前の箱は、ある意味、凶器、だ。
菜々
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