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まだ、所々に残っている冬の名残を見ながら 彼の後をついて歩く。
午後から50%の確率で雨。 空はまだ明るい。 少しだけならまだ歩いていても平気だろう。
いくら慣れているとはいえ、 かなりの軽装のため、上には上がれない。 家族連れと山を下りて来た人たちが交差する辺りまでが上限。
咲き始めた山の花。
ショウジョウバカマ。 アズマギク。 ユキワリソウ。
道の両脇は小さな岩。 向かいにある山は切り立ち、険しい。
前を行く彼の後姿を写真に収めようと立ち止まったら 足音が聞こえなくなったのに気づいた彼がすぐに後ろを向く。
にっこり。
綺麗な空気をからだいっぱいに吸い込む。
静かに空を見て 向かいの山を見て 残雪を見て 麓を見る。
明日からまた仕事だね。
こういう時間があるから 私は頑張っていられる。
菜々
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