主人の実家に帰って来ました。義父の命日でしたので。もう亡くなって４年になります。義母は兄と二人暮らしなのですが、昼間は一人きりだし、朝早く夜遅いので三度の食事を一人で食べているそうなのです。食事をいつも一人でとるのはさみしいだろうなと思うのですが私にはもう慣れたよと言ってくれます。私の母が体の調子が悪いのでかわいそうにと涙ぐんでくれる優しい義母なのです。いつも人のことばかり気を使ってくれるのです。私はいつも自分のことばかりで、義母に会うたびに幸せについて考えます。あれもこれもほしいと思わず、一輪の花が咲いたことを
喜び、いやな顔をみせず、日々を感謝して過ごしている。私は洋服がほしいとか旅行したいとかおいしいものたべたいとか自分の要求ばかりです。せめて、主人とまた義母のところへ帰ることぐらいが私のできるこたかな。それが幸せなことなんだと思うのです。