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■ 体験シリーズ〜ストーカー編〜 vol.1
アタシは、映画にしろ小説にしろ、ミステリーが大好きです。 ソレは、中学の図書館で読んだ赤川次郎がきっかけでした。 それから、アタシはいろんな本を読んだし、いろんな映画も観てきた。
そして一時期、ハマったのがストーカーもの。 ちょうどTVでもそういうドラマがやってたトキで、あの時は夢中で読んでました。
映画とか小説で感じる恐怖って怖いですよね。いくら安全な恐怖だといっても、やっぱり目を背けたくなるし、観終わった後でも、残像として頭の中に残っていたりして、軽くリアルな現実とシンクロさせちゃぅコトだってあります。
過去1番ひどかったのが「リング」 コレはね、18歳くらぃのトキに小説で読んで、正直本気で怖いと思った。しかもその時1人暮らししてたし、夜は1人ぼっちだったんで、いくらオートロックのマンションに住んでたとはいえ、玄関の鍵を何回も確認したもんです。 それから数年後。DVDとなってあたしの前に現れたリングは、小説とは違った恐怖をアタシの中に植え付けてくれました。 音響も映像も怖くて、3日くらぃひきづったかな。夜でも、暗い部分に目がいったりなんかして、あの時は観たコトを心から後悔したもんです。
今日はそんなアタシが体験した、ちょっとした恐怖を書いていきたぃと思います。まぁ、ちょっとしたコトです。幽霊とかそういう怖さじゃなく、人間の怖さっつぅんですかね。コレにつぃて書いていきたいと思います。
確かアタシが前の会社に入社して1年くらぃ経った頃。 年齢でいえば26歳くらぃでしょう。中学の同級生で、当時一番仲良くしていたチィちゃんという女の子が居たんだけど、高校が別々になってからというもの全く連絡なんて取ってませんでした。 それから10年ほど経ち、同窓会で再会することにより、アタシたちの友情はまた復活したのです。 家も近所だということから、アタシたちは毎日のようにお互いの家に行っては毎晩遅くまで遊んでた。 とてもじゃなぃけど、社会人とは思えない生活をしてました。そう、ホント大学生みたぃなノリで。
そんなある日、チィちゃんが
「アタシ、最近彼氏できたんだぁ〜」
などと言ってきたのです。どうやらアタシの知らない友達からの紹介みたぃで、すんごく男前らしぃ。
「あ、マジで?おめでとぉ〜。良かったら今度紹介しなよ」
アタシはそう言い、別にオトコが出来たくらぃで盛り上がるのもなぁ〜と思い、この話はとりあえずは終えたのです。
数日後、フツーに彼女の家に遊びに行くと、いきなり
「さとちゃん、、、もぉアタシの家に来ないほうがイィよ・・・」
などというんですよ。 は?いきなり絶交宣言ですか?なんなんですか。こんなの意味不ですよ。
「どうしたの?何かあった??」
そう尋ねると、ちぃちゃんは目をウルウルさせて黙ってしまったのです。 非情に困りました。さとりんは目の前で泣かれるのが一番嫌いなんですよ。泣けば全てが片付くと思ってんじゃねーよ、などとこのトキも思ってた。 なので、アタシは何も言わずにもと来た道を引き返したのです。
それから、またまた数日後、会社から戻ってくると家の前に見覚えのある車が停まってるじゃありませんか。 そう、チィちゃんの車です。 中を見ると、案の定彼女がポツンと俯いてるじゃありませんか。
めんどくさそうだから、このままほっとこうかな・・・とも思ったんですが、とりあえずガラスをコンコンっと叩くと、ビクっとするチィちゃん。 このへんで、何かあったっぽぃな・・・と簡単に想像できるのですが、それにアタシは首を突っ込んでいぃのかどうか迷います。
アタシも26歳。できれば平和に毎日を送りたい。もぉそんなに若くなぃんだから、変なトラブルはごめんだ。ってか、テメー何やったんだよ。。。
などと悶々と思っていたらですね、
「ねぇ、一生のお願い!しばらく、さとちゃんトコで暮らしていぃ?」
などと、とんでもなぃこと言い出しやがるんですよ。 この前いきなり拒絶されたと思えば、今日は同棲宣言ですよ。ホント人生何があるかわかったもんじゃなぃ。
「ちょっと、いきなりどうしたのよ。この前、いきなり帰れって言ったばかりじゃん。それが何?今度は家に置いてくれ?いっておくけど、理由ナシじゃアタシは協力できなぃからね」
と、ココは少々キツク言っておきましょう。
「わかった・・・。ちゃんと話すから、、、だから、、、、涙」
そう言いながら、チィちゃんは泣いてしまった。おぃおぃまたかよ・・・勘弁してくれよ。。。と思いながら、アタシは164センチもあるちぃちゃんを抱くようにして部屋に連れて行ったのでした。
続く。
2005年08月11日(木)
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