私の雑記帳
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面倒な用事を済ませ、車で国一を走っていたとき 信号待ちでぼんやりしていた私の横を、Fが対向車線から通り過ぎて行った。
用事で出かけた場所というのはFの勤務先営業所に近く、繁華街なので偶然すれ違ったりしないかなど、夢見たいなことをいい年して考える自分に苦笑したのに、まさかその2時間後にそこからだいぶ離れた国一ですれ違うとは想像もしなかった。偶然の出来事だけど、ふだんは対向車の運転手が目に留まることはないから、運命的な偶然・・かも。黒のレイバンのサングラスをかけていたから一瞬わからなくて、だからこそ次の瞬間に彼だとわかった。わずか2〜3秒の間の出来事。 電話をかける口実が出来たので、すぐに「いま国一でしょう?」と電話する。 ほんの少し会話(雑談)をして電話を切った。 「またね」「じゃぁな」 来週(年内)、ようやく会う約束になっている。半年ぶり以上だろうか。でも楽しい時間は、あっと言う間に過ぎてしまう。そして別れ際は「またね」「じゃぁな」で終わる。その次の約束はない。幸せだと感じるのはほんの一瞬で、あとは抱えきれぬほどの寂しさだけが私を待っている。 Fを卒業したいと思う。卒業できなければ、私はいつまでも苦しいだけである。 ようやく会える来週が近づいている時に、私はこのように寂しくてたまらない気持ちを抱えている。
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