朝から、亀子とつぶちゃんが、騒いでいるんです。
あみ 「どーしたの?」
亀子 「あみ先輩。聞いて下さいよ。 学校へ来る途中、変な女と つぶちゃんが、ぶつかったんですよ。
学校へ来て、カバンの中を見たら、 千円札が一枚無いんですよ。」
あみ 「つぶちゃん。それホント?」
つぶ 「はい。あの女スリですよ。」
亀子 「つぶちゃんは、いつもボーっとしてますから きっと、すられたんですよ。」
あみ 「その女の特徴は?」
亀子 「背が、ちんちくりんの小デブで、髪はおかっぱで 大竹しのぶ風味の65歳くらいのおばぁさんでしたよ。」
つぶ 「違いますよ。 背は、そんなに小さくなくて、デブでもなかったですよ。
髪は、パーマをかけたショートヘアーで、横顔が ちょっと、劇団ひとりっぽい、25歳くらいの 女でしたよ。」
亀子 「ちっげ〜よ バカ!! 何で、25歳くらいなんだよ。 65歳の、ばばぁ〜だよ。
それに何?劇団ひとりって、男ぢゃんよ。 大竹しのぶだよ!!
それに、顔中ニキビだらけでさ、超・キモかったぢゃん。」
あみ 「ちょっと待ってよ。 65歳のばばぁ〜が、何で顔中ニキビがあるのよ。 65歳じゃニキビは、できないと思うよ。」
つぶ 「そーですよ。 やっぱあの女は、25歳くらいの劇団ひとりですよ。 あみ先輩。私の方が、正しいですよ。」
亀子 「何で?どーして? 絶対に、65歳の大竹しのぶですよ。
ニキビは、間違いで、イボだったかもですよ。 あみ先輩。私の方が正しいですから、私を信じて下さいよ。」
あみ 「どーでもいいけど、ホントに千円ないの? 念の為、もう一度探してみてよ。」
つぶ 「あっ! あった!!!」
亀子 「何?あったの? コラ!! ボケッ!!!」
つぶ 「誰が、ボケですか?」
これってさ、漫才かなんかのネタなの?
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