お弁当の時間。
理沙と奈々と数人の男子と
お弁当を 普通に食べてたんです。
松田 「やるよ。」
あみ 「いいの?」
きゅん!!
松田君が、何と私に シュウマイ をくれたんです。
シュウマイ は、好きなお弁当ランキングで、No2 じゃないですか。
突然のシュウマイの おでましに、うろたえていると。。。
速水君が、こんな事をぬかしたのです。
速水 「1個 しかないシュウマイを、水城にあげるなんて、 松田は、水城が好きで しょうがないみたいだな。」
理沙 「嘘? ホント?」
松田 「ちげぇ〜〜よ!!!」
奈々 「じゃ何で、あみにあげたの? 私だっているというのに。」
まぁまぁまぁ。
これは、しょうがない事じゃないですか。
松田君を 責めちゃ可哀相だよ。
これは、誰のせいでもないのです。
ただ私が、美しいだけの事。
理沙と奈々が 悔しいのは解る。
だけど、こればかりは、どーにもならない事なのです。
生きていれば、1つや2つどーにもならない事って
世の中には、あるじゃないですか。
シュウマイが あったから、水城にあげた。
とっても、自然な事じゃないですか。
だけど、大変。
理沙と奈々が、何かに変身しそうで、怖いんです。
何となく、さっきと雰囲気が 明らかに違うもの。
二人が 全然私の方へ 歩み寄って来ないもの。
何たって、笑顔が 消えちゃったもの。
たかが、シュウマイごときに 友を失っちゃうなんて
山田さん以来ですよ。
心哀しくて 言葉が 出ないよ。
せつない嘘を ついては、言い訳飲み込んで
果たせぬあの頃の約束は、もう消えてしまうのか。
誰のせいでもない 私が美しいのが罪。
それが悔しくて 言葉にできない。
松田 「何マジになってんの? 俺はさ、シュウマイおっことしちゃったから、 水城にあげたんだよ。 おっこさなきゃ、俺が食ってたもん。」
理沙 「そーなの?よかった。 あっはっはっはぁぁぁ〜〜〜!!!」
奈々 「そんな事だろうと思ってたけどねぇ〜 あっはっはっはぁぁぁ〜〜〜!!!」
私以外の馬鹿者達 「あっはっはっはぁぁぁ〜〜!!!」
松田 しね。
今夜10時頃にしね。
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