「私、見ちゃったの。」
奈々が、こう言った事から始まった。
そりゃ聞くじゃないですか。
何を見たのか、気になる訳ですよ。
気にならない方が、狂ってるじゃないですか。
目には、星が何個も集まっちゃって、ギラギラしちゃってるんです。
あみ 「何を見たの?」 ギラッ。
奈々 「じゃヒント出すね。 丸山さんが、立見君に何かしている所を 見たよ。」
あみ 「丸山さんが立見君に、「私、顔は汚いけどお尻は綺麗なの。」 って言ってお尻を出したら、立見君が「汚ねぇ〜ケツ見せんな!」 と、言った所を見た。」」
奈々 「違います。」
理沙 「丸山さんが立見君に、「あそこが痒いんだけど、かいてくれる?」 って言っておパンツを脱ごうとしたら、立見君が「お前、病気だろ?」 と、言った所を見た。」
奈々 「違います。」
みお 「丸山さんが立見君を 誘惑しようとして、オッパイを出したら、 立見君に乳首をつままれそのまま、教室からつまみ出された所を見た。」
奈々 「違います。」
あみ 「違うの?じゃもっとヒント出してよ!?」
奈々 「じゃねぇ〜 普通の女子は、男子にこんな事しないって事を あの丸山はしたよ。」
マジ?
難しくって全然解らないよ。
普通しないって、奈々の普通と私の普通は違うから、
普通が、何だか解らないじゃないですか。
あみ 「じゃ、丸山さんが立見君の前で、全裸になって 「抱いて!!」と言ったら、立見君は「断る。」と、言った。」
奈々 「あみ、おしいよ!かなり近くなってきたよ。」
理沙 「じゃ、丸山さんが立見君の前で、下半身丸出しにして 「いくら払ったら、私を抱いてくれるの?」って聞いたら、 立見君は「1円くれても、お前なんか抱きたくない。」と、言った。」
奈々 「凄いよ、かなり近いよ。」
みお 「じゃ、丸山さんが立見君の前で、半ケツ出して 「抱いてくれなくてもいいから、抱かせて?」と、聞いたら 立見君は「お前ってホント馬鹿だな。」と言った。」 ギラッ。
奈々 「う〜ん。近いけど、かなり遠いよ。」
どっちなのよ!?
全然、解らないよ。
降参するよ。
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