2011年07月11日(月) |
数字で見る小笠原の心臓の弱さ |
「小笠原はいい場面になればなる程で打てない印象が強い」 ということは散々書いてきたが、いろいろと調べてみたら、その事実が数字にも明白に出ていることがわかった。
通算本塁打数の近い中村紀洋選手で比べてみるとよくわかるのである。
中村紀洋:18年目 通算本塁打 378本 小笠原道大:15年目 通算本塁打 371本
ここだけ見ると、小笠原のほうが優秀なのではあるが・・・
・満塁ホームランの数 (満塁本塁打率)
小笠原・・・6本 (61.8本に1本) 中村紀・・・14本 (27.0本に1本)
小笠原は2年に1本以下しか満塁本塁打を打てない計算になります。
・サヨナラ本塁打の数
小笠原・・・2本 中村紀・・・9本
これだけ本塁打を打てる選手なのにも関わらず、サヨナラの場面で打ったのはわずかに2本。 日ハム時代に1本、巨人に来てから1本である。
小笠原のサヨナラホームランは7年に1度しか見られない怪奇現象(?)と言われても仕方ないくらいの数字です。
ちなみに、ホームランだけではなくサヨナラ打全てで比較すると
・小笠原・・・3本 ・中村紀・・・13本
比較するのも馬鹿らしくなるくらい、小笠原はここぞの場面では打てないのである。
ちなみに全ヒット数は小笠原のほうが約700本も多いにも関わらずこの数字です。
せっかくなので(?)同僚の坂本選手と比較してみましょう。
・小笠原・・・通算378本 の本塁打のうち、サヨナラ本塁打は3本。 ・坂本・・・通算57本 の本塁打のうち、サヨナラ本塁打は5本。
持ってる選手と持ってない選手ではこうも違うものなのですね。
そもそも、坂本選手は去年一年間だけでサヨナラ本塁打を3本も打っているので、それだけで小笠原越えですね。
さらに・・・2009年には亀井選手が年間3本のサヨナラ本塁打を打っているので、こちらも小笠原越えです。
いずれも長距離打者ではありません。 ←これ重要
ついでに、現役時代はチャンスに弱いと言われ続けてきた原辰徳現監督ですら「満塁本塁打8本」「サヨナラ本塁打5本」なのである。
このように、数字だけを見ても小笠原の「ここ一番」での弱さは明確・明白なのです。
試合終盤に勝負を決める場面で打順が回ってきたら、2000本安打だとか通算打率が素晴らしいとか、表面上の実績・数字に騙されることなく、容赦なく代打を出すのが正解!ということなのです。
彼は打てません。
打てないのが標準です。(きっぱり)
彼は明らかに 「持っていない選手」 なのですから。
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