氏原英明氏のコラムに一言
野球の魅力は他にもある――。
統一球の是非についての報道を見るたびにそう思う。
・・・略・・・
完封、投手戦、僅少差試合……ホームランが出ないからといって、野球に魅力がないわけではない。簡単に味わえるものではないかもしれないが、完封をめぐる攻防やディフェンスの妙味もまた野球の魅力を物語る醍醐味なのだ。鳥谷の守備を見るためだけにチケット代を払う……私はそれが惜しいとは思わない。打線低調で負けが込んでいる今の阪神だが、観客がお金を払うに値するプロフェッショナルなプレーを鳥谷は見せている。
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そりゃそうなんだろうけど。 お金の取れる守備だってある。 それはわかります。
が・・・
日本のプロ野球は一試合に数万人のお客さんが集まる興業である。 マニアだけで集められる数字ではありません。
○○選手の守備を観に行こうぜ!なんて言ってチケットを買うのは相当なマニア層でしょ。
しかも裕福なマニア。
俺が野球を生観戦出来るのは年に1度か、多くて2度だ。 せっかく観に行くならガンガン打ってもらいたい。 応援する選手のホームランが観たいです。
投手戦だとガッカリ。 面白くないもん。
投手戦はテレビで観る分には面白いのだが、わざわざ球場まで足を運んで ヒイキチームのバッターが凡打を繰り返す姿を見たくなんてありません。
そういうファンが圧倒的に多いと思うのだが。 一般層になれば特にね。
いかがでしょうか?
少なくとも、女の子と野球観戦に誘ったら、点がガンガン入って、応援してるみんなが何度も何度も盛り上がって、出来れば相手のチームにもちょっと点が入って悔しがって。
そういうところで楽しんでもらって、野球はおもしろいんだよ!と思わせたいだろうし。
初回の内野ゴロの間の1点を守って1−0で勝利・・・ こんなもん、高い金を払って観たくないわ。
「野球の魅力は他にもある」
「守備でもお金を取れる」
その通りだとは思いますが、やっぱり全然打てない野球では一般層のチケット購入意欲を削ぐのもまた事実ということです。
少なくとも俺は、今シーズンは観に行けなくても良いと思ってます。
きっとこの作者は、ファンのことなど全く考えずに(自分のために)勝利だけを目指す落合元監督のことを「これぞ真のプロ!」と“誤って”高く評価する人なんだろうな、と思った次第です。
違ったらごめんなさい。
でも、俺はスーパープレイ・ファインプレイはともかくとして、難しい打球を簡単にさばいてるように見せる高度な守備力なんかをお金を出して観に行こうとは思いません。
テレビで観ます。
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