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■ 占い師
占いを生業としている人と会う機会があった。 生年月日を聞かれ、突然占われてしまう。 恋愛運と結婚について。
「恋愛」や「結婚」について占ってくださいと言った覚えはない。 ただ、自動的にそれらの項目を相手が選び、占ったのがとてもショックだった。 占いは十種類あれば、十通りの答えがでるもの。 科学のようにいつも答えはひとつというわけではない。 だから、そのように非常に曖昧なものを信じることはない。 信じる根拠を、わたしは持たない。 だから占いの結果がどうあれ、楽しむことはできる。 失恋するだろうといわれれば、必死で対応策を聞き出そうとしたり、いい出逢いがあるといわれれば、多少オーバーリアクションで喜んだりはできる。 そうしているふりでしかないのですけれど。 占いは、(根拠がないゆえに)しょせんエンターテイメントにしかならない。
今回、自動的にそれらの項目が選択されてしまった原因は、ひとえにわたしの身体、わたしが宿る「器」が「女性」であるということによるのだろう。 そして、それは占い師であるその人が、「女性」を占う場合はこういった選択でOKなのだ、と経験をつみ、そこから引き出された結果なのだ。 では、別の項目であればいい? たとえば、「仕事」運とか「人生」の総合運とか?
違う。 問題なのは、固定観念なのだ。 それに回収されたことにとてもとても違和感をおぼえてしまったのだった。
2004年07月23日(金)
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