本日、国立劇場の「素踊りの会」に行ってまいりました。 門弟の中で、行けなくなってしまった方がいらっしゃって、突然昨日師匠からお誘いを受けました。 興味がかなりあった会だったので、ほんとラッキー! 師匠、有難う御座います!!
さてさて。 私の師匠の師匠は、昨年人間国宝に選ばれた花柳寿南海先生です。 素踊りの会でも、出てらっしゃいました。 曲目は「洛中洛外」 京都の、有名な屏風を元に作られたものです。
寿南海先生は、私の本当に大好きな舞踊家さんです。 舞踊を全く知らなかった頃、大学の部活から派遣されて日舞公演の下浚いのバイトをしておりました。 とにかく色んな方にお茶を出すバイト。 寿南海先生のことも「かわいらしい方だな〜〜」ぐらいにしか思わず、上から言われた通り、お茶を出していました。
その、「かわいらしい方」の下浚いを見た時の衝撃は今でも鮮明に覚えてます。 「・・・今舞台で踊ってる人・・・。この間私がお茶出した人・・・だよねえ・・・えええええ!????」 日本舞踊って、踊るだけじゃない、型だけじゃない、表現なんだ!とその時初めて気づいたのでした。
今の師匠の門下に移動することになった時、師匠が寿南海先生の直弟子だと知って、生まれて初めて両手で「ばんざーーーーい」をやりました(笑)
そんな寿南海先生の今回の踊り。 やっぱり最高!!! 一番感じたのは「色っぽい」ということ。 後姿で見せる色気・・・。 前を向いたらすっごい若くて、すっごい美女なんじゃないかと、想像しちゃいます。 実際はもう80歳過ぎてらっしゃるのに・・・。 ああ、すごい・・・。 ほんと、憧れ!尊敬! くぅぅぅぅぅぅ!!!
テレビで放映されると思うので、皆様ぜひ一度観てみてください!!
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