久しぶりに、新橋演舞場で歌舞伎を見てきました。 歌舞伎・・・舞踊?どちらに分類したらいいのか、よくわかりませんが(笑) 本当に・・・何年ぶりでしょう。 今回は、息子の教育もかねて、という名目でしたが・・・息子は感想を言いません。 私はすっかり楽しんできました。
一番印象に残っているのは、「櫓のお七」です。 人間が人形のフリをして踊る「人形振り」。 素晴らしいものでした。 役者さんの体も表情も、人形になりきっている感じがしました。 きっと、私の想像より、もっともっと、お稽古が大変なんだろうと思います。
余談ですが。 私くらいの世代の女性だと、たいてい読んでいる「ガラスの仮面」というマンガ。 あれは演劇のお話ですが・・・。 その中で、主人公が人形になりきるお芝居がありました。 というか、完全に人形役。ある意味、ただ座っているだけ。 マンガの中で、激しい稽古がありました。 そんなことも、思い出しましたよ^^;
舞踊の最後・・・クライマックスのシーン近くで、役者が人間としての演技に戻ります。 そのとき・・・。 人間として、女としての感情が爆発したのです。 (ご存じの通り、歌舞伎役者さんなので、本当は男性なのですが・・・。) 「爆発した」以外の表現方法を、残念なことに、私は知りません。 感動的でした。
すごいものを見てしまったあと・・・。 これは、音楽でも絵画でも写真でも、風景でも・・・・なんでもそうですが。 言葉がなくなります。 そして、その後言葉がどんどん出てきます。 帰りの車内で・・・運転している旦那に対して、私はしゃべり続けていました。
とにかく、私・・・今日はすごいものを観てきたんです!!!
|