過去の日記
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2006年04月17日(月) 喧嘩とその後

私もSamもいい大人なので、喧嘩はほとんどしない。
たぶんそれは、諦めとか寛容さとか包容力とか理解(したつもり)とか甘やかしとかの、いろんな要素があってのことだ。

先日私が珍しく怒ったのは、今考えても正当な理由があってのこと。
他愛もない理由だが。

Samはよく眠る。
私の倍は眠ると思う。
平日は一人でいるのだから好きなだけ眠ればいいが、私の家に来て延々と眠るのは困るのだ。
眠るSamをほったらかして出かけるわけにもいかず、SMする時間はどんどんなくなるし。
何しに来てるのよ? 眠いんだったら帰って寝れば?
と、私が腹を立てたのは当然だろう。


そう言い渡して寝室にSamを残して、私は出かける支度を始めた。
貴重な休日だもの、するべきことはたくさんあるのだ。
でも、寝室から出てきたSamに無言で引きずられ、寝室に逆戻り。
「脱いで。」
「もういいよ、眠いんなら無理してしなくても。」
「ぶつぶつ言うな、早く。」
「そんな怒ってる人に縛られたくないよ、おっかない。」
「うるさい。」
言葉少なに静かに私を威嚇するSamはいつの間にか縄を手にしている。

それからは先はまぁ、いつもどおり。
不承不承服を脱ぎ、縄をかけられた私は、縛り終わったらもうすっかり濡れていてスイッチも入っていて、久しぶりに凝った縛りを堪能したのだった。
縄をかけられるだけで体が反応するって、なんでなんだろう?


よくある痴話げんかといえばそうなんだな。
でも、Samとの関係で一番大事なのはSMをすることだ。
寝顔を眺めるのが幸せ、と思える相手なら別だけど、そうじゃないから。






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私は、他人に厳しく自分に甘い。




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