過去の日記
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自己紹介は、《こちら》からどうぞ。
私もSamもいい大人なので、喧嘩はほとんどしない。 たぶんそれは、諦めとか寛容さとか包容力とか理解(したつもり)とか甘やかしとかの、いろんな要素があってのことだ。
先日私が珍しく怒ったのは、今考えても正当な理由があってのこと。 他愛もない理由だが。
Samはよく眠る。 私の倍は眠ると思う。 平日は一人でいるのだから好きなだけ眠ればいいが、私の家に来て延々と眠るのは困るのだ。 眠るSamをほったらかして出かけるわけにもいかず、SMする時間はどんどんなくなるし。 何しに来てるのよ? 眠いんだったら帰って寝れば? と、私が腹を立てたのは当然だろう。
そう言い渡して寝室にSamを残して、私は出かける支度を始めた。 貴重な休日だもの、するべきことはたくさんあるのだ。 でも、寝室から出てきたSamに無言で引きずられ、寝室に逆戻り。 「脱いで。」 「もういいよ、眠いんなら無理してしなくても。」 「ぶつぶつ言うな、早く。」 「そんな怒ってる人に縛られたくないよ、おっかない。」 「うるさい。」 言葉少なに静かに私を威嚇するSamはいつの間にか縄を手にしている。
それからは先はまぁ、いつもどおり。 不承不承服を脱ぎ、縄をかけられた私は、縛り終わったらもうすっかり濡れていてスイッチも入っていて、久しぶりに凝った縛りを堪能したのだった。 縄をかけられるだけで体が反応するって、なんでなんだろう?
よくある痴話げんかといえばそうなんだな。 でも、Samとの関係で一番大事なのはSMをすることだ。 寝顔を眺めるのが幸せ、と思える相手なら別だけど、そうじゃないから。
私は、他人に厳しく自分に甘い。
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