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■ 理性
意識あるうちは、 目に映るものすべてが、 憂欝に見える。
次第に、 周りにいた人々が、 遠く離れていくのを感じる。
いつも私の周りだけが、 虚しくぽっかり空いている。
私は、 鋭くその気配を感じ取ってしまう。 そして余計に憂欝な気持ちになる。
でも、 ひとたび理性を失ってしまえば、 楽な気持ちになれるんだ・・・
何もかもが、 どうでもよくなる。
視界は霞み、 私を脅かす恐怖は、 曖昧な形に姿を変える。
沸き起こる微熱で、 はりつめた感情は薄れてゆく。
やがて訪れる約束の時。 やっと自由になれる。
なのに、 待ち望んだはずの孤独は、 どうしてこんなにも胸をしめつけるの?
さみしい。
会いたい。
会いたい。
会いたい。
2005年12月28日(水)
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