fleur bleue
sora



 無に還る

あなたがくれた優しさ、笑顔、励ましの言葉。
すべては幻だったの?

ううん。そうじゃない。
あなたの優しさは、本物だよ。
あなたの優しさに、いつも癒されてる。
励まされてる。

でも、まだ足りないんだ・・・。
本当は、もっとほしい。
もっとほしい。
あなたの優しさで、私の心を、救ってほしい。

でもそんなこと言えない。
絶対に言えない。
あなたにとって、重荷になってしまうから。

あなたの声が、少しずつ遠のいていくのを感じる。
追いかけられない私は、ひたすらにあなたの帰りを待つ。
それしかできない。

でも、もう待つことに虚しさ感じるようになってきてしまっている。
いっそ全部捨てて、無に還ってしまおうかって思ってる。
あきらめる?そんな気持ち。

理想を捨てて、夢をなくしてしまったら、
そこには現実だけが残る。

毎日毎日、同じことの繰り返し。
一日、また一日が、淡々と過ぎてゆく。
何も変わらない。何も変わらない。

楽しいことなど何もなくて、時として苦しい日々が続く。
生きていることが、厭になる。

始めから、何もない。
それこそが真実なの?

そんなの嘘。
信じたくない。
信じたくない。
信じたくないよ・・・。

2006年01月22日(日)
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