真四角の家

六畳・四畳半・台所・バス・トイレ

それがココの全て

三から二になって

二から三になって

そしてまた

二になった

この箱の中で泣き笑う命の数の変遷。

いずれ相方もここから、いやあたしから旅立つ。

当たり前のことでそうあるべき形だろう。

いつの時も幸せだったと思う。

憎しみもあった・・かもしれないし

身を捩る悲しみもあったけど

この箱は１５年間のあたしたちを囲んできたんだねぇ。

金は無い（笑）がそれなりに満ち足りてるよね

あたしたちはよく笑う、よく喋る、よく食べ、よく眠るじゃない。

でもなぁ・・・相方ぁ

やっぱり「あのこ」がいないのは堪えるねぇ

この箱の中に

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