The あぽ家
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久方ぶりなり「夜のお散歩」 寒さに挫けそうになりながらも あのこが逝って300日目 老体に鞭打ちながら すれ違うわんこ達を横目に シングルバージョンです。
右斜め前 歩くあのこが ”見える” 名前を呼ぶ 振り向くあのこが ”見える”
人の体の不思議 遠くの山の頂きの雪まで見えるのに 目の前のホコリは決して見えない
乱雑な音の中から ひとつの音を選び出して追跡する 全くの無音の騒々しさ
不思議だ。
居るはずのない道に見えないあのこが ”見える” 視線の先に透明で何もないあのこが ”見える” 先を急ぐアスファルトを蹴る音が ”聞こえる”
現実と脳の引き出しの真ん中らへんの曖昧さで存在してる。
人の体は不思議だらけだ だからこそ ”見える”ことは不思議な事でもないのかもしれない。
この人体の不思議は 触れたいという願いは叶えてくれるだろうか・・。
「触りてぇぇぇぇ!!!!」
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