The あぽ家
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「魔物じゃ。魔物がついておる」
昨日、会社に魔物が魔物が棲みついておりました。
朝から叔母の声がする・・・。
「合わない〜」
もう、その言葉は久しぶりの爽やかな朝には不似合いですわ。 (ドキドキ・・また計算ミスか?)
「やっちゃった???」という私の問いに、
「いや、合ってるんだけど、合わないの」と不可解なお返事。
伝票と納品書の数字は合っている。
なのに、それぞれの計算をすると合わないと言うのだ。
セーフ(笑)
伝票が合ってれば、私は無実。 容疑者圏外。 部外者と呼んで頂いてかまわない。
さぁ、呼んで頂戴な(笑)
実はその伝票、三回も失敗した。
特に難しい仕事ではない。 寧ろ毎日書いている安牌。
それが、ナゼだか同じところでシクる。
それで上の台詞となった。
これから始まる悲劇の序章とも知らずに。
カラッと天気にご機嫌も麗しく、本日は外回りを三件ほど。
最初に一番遠いところ「税務署」を訪れて、書類の不備が発覚。
印鑑が要る。
会社へ電話すると、車で届けてくれるというお返事。
だが、待てど暮らせど来ない。
しばらくして、ちょいミスがあり、行けないので戻って来いと。
戻って来てハンコをついてまた行けと??
「は〜い」 笑顔だバカヤロー(笑)
その他の二件を先に済ませてご帰還。
書類にハンコを押して、新たな気持ちで再出発。
しようとして・・青褪める。
お・・お金が無い。
捜せど、捲れど、屈めど、覗き見てもない。
10,500円の現金と、二件分の領収書がない。
オーマイガー!!!
「魔物じゃ、魔物が憑ついておるぅぅぅ」
慌てて電話をすると、最後に行った「法務局」にあった。
神、ちょっと居た(笑)
結局は本日の三件分を逆回りしてもう一回辿る結果となる。
ジャンプ台のような坂をを二回も昇り降りする憂き目に会う。
魔物の狙いはそっちか!
そして一日の終わり。
魔物ともおさらばじゃ!
先日ご招待で行った美味しい天麩羅やさん。
叔母が貰ってきた「天かす」
それも美味しいから食べてと持ってきて冷凍庫に入れておいてくれた。
帰りにソレを取り出そうと冷蔵庫へ。
今日は美味しい天かすでいつものうどんを食べて厄落としするぞ!
会社の冷蔵庫は冷凍庫が下についている。
それを開けようとしゃがみ込み・・・ドアを開ける。
撚りによって上のドアを開ける。
「がつん」
魔物の最後っぺ。
「本当に、居たね。魔物」という叔母の台詞が沁みるぜ!
というわけで、私のおでこには今、冷蔵庫のドアの角の形のチャームポイントがある。
痛てぇ。
クダラナイ。
いつもに増してクダラナイから書くつもりは無かった。
痛いし。
しかし、その話を聞いた相方の一言が・・。
「あんた、人のドジ話は書くくせに自分のは書かないなんて汚ねーよ」
いや、卑怯なのは今、始まった事ではないので、一向に構わない。
だが、その言い方にムカッと来たので書いてやったわい!
ここにも魔物がおった。
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