ギクの日記
ぼちぼち書いております
2007年07月25日(水)  招かざる客

虫も殺せない優しい顔している男。Gikuです。
どんな顔だよ?  と思わずツッコミたくなりますね。

そんな優しい顔をしているさなか
突如、僕の部屋の秩序を乱す虫が現れたのである。

そいつの名は 『 ゴキブリ 』

○テカテカ黒光りしている体が嫌
○音もなく這い回っている姿が嫌
○繁殖力が強いから嫌
○生理的に嫌

などなど生まれながら、意味嫌われる虫である。
よく覗き込んで見ると、若干クワガタのメスに似ている。
などと悠長に分析している間にも、ゴキブリは部屋の奥へ逃げ込んだ。
このままヤツを野放しにすれば、僕の生活を脅かすこと必死

この時点で、すでに優しい顔は消え失せ、鬼の形相。Gikuです。


あいにく我が家には、殺虫剤なんていう化学兵器は所持しておらず
スリッパという原始的なアイテムで退治を試みるのだが
なんせヤツは人類が絶滅しても、ゴキブリは生き残るだろうと称されている。
だけあって生半可な気持ちでは、逆にこっちがやられるかもしれないほどだ。
そう感じ取った僕は、ありったけの勇気を振り絞り
右手にスリッパを構え、相打ち覚悟の上でヤツに戦いを挑んだのだ。


ドン! ドン!

ドン! ドン! ドン! 

とヤツに狙いを定めスリッパを垂直に振り下ろすのだが
はぐれメタル級に素早いヤツは
僕の攻撃など軽くひらりと余裕にかわして見せるのだ。
ドン!と床を叩く音だけが部屋に響き渡る。


ドン! ドン!

ドン! ドン! ドン!


何度かゴキブリを追っているうちに
「僕はノミや蚊のように人を刺すワケでもなければ
ケムシのように緑を食い荒らすこともありません。
僕の体にはウイルスや殺菌など病気の原因になる元がいるワケでもない。
それなのに、なんで僕を殺そうとするの」
というゴキブリのボヤキのようなものが聞こえてきた気もするが

問答無用に叩き潰す。 ←鬼
ゴキブリに生まれてきてしまったことを恨むがよい。 ←悪魔
僕の部屋に迷い込んだのが運の尽きさ。 ←人間 (おい)


ドン! ドン!

懸命に叩き潰そうとしても
ヤツは想像以上に動きが素早い。


ドン! ドン! ドン!

なかなか狙いが定まらず仕留めきれない。


ドン! ドン!

だが次第にヤツの動きを読み、進路を塞ぎ徐々に追い詰め
部屋の隅に追い込んだゴキブリ目掛けてスリッパを叩き落す。



ドン! ドン!  バシィ!! 

ついに直撃した。


弱っているゴキブリの上にドドメの一撃

バシィ〜〜イ!!!!



ゴキブリは、ついに息絶えた。


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