ギクの日記
ぼちぼち書いております
2007年08月25日(土)  人間≠動物

あるテレビ局で興味深いドキュメンタリーを放映していました。
それは、母ザルが、自分の産んだ子ザルを
育てようとしないものでありました。
その母ザルは、子ザルがおっぱいを欲しがって近寄ってきても
手で払いのけてどこかに行ってしまうのです。
子ザルは、なお、母ザルのところへ行っても
まったく知らぬ顔をして受け入れてもらえないのです。
子ザルに対して母ザルは、愛情のかけらも感じられない様子でした。

その番組では、どうして母ザルが、そのような態度で
子ザルに接するのかを説明していました。
実は、この母ザルも子供の頃
同じように自分の母ザルからされてきたというのです。
通常、母ザルは子ザルに対して、食べ物を上げたり、ノミをとったり
他のサルから守るため、お腹に掴ませたりしています。
こういう小さい頃からのスキンシップが、愛情ホルモンの分泌を促し
母性愛に目覚めるらしいのです。
そして、このスキンシップがないと、成長しても
愛情ホルモンは出てこないと番組では述べていました。

最近、人間社会においても似たような
痛ましい事件が相次いで起きています。
自分の子供を 「うるさい」 と怒鳴って殺したり
食事を与えないで餓死させたりしています。

これは前に述べた母ザルと同じではないでしょうか。
母親は子供がまだ、幼いときはそばに
スキンシップをとることが大切で、母親は子供にとって
絶対的な存在だということが、あの番組で感じました。

また、ある教育者が、子供は三歳から八歳くらいまでに
しっかり、しつけをしないと、大きくなってからでは
反発するだけで言うことを聞かなくなると提言しています。
この時期に人格形成の基礎ができるので
とても大事な時期らしいのです。

今まで、社会全体が思い求めたことは、者が豊かになることで
良い生活ができると信じて進んできましたが
凶悪犯罪が増え、青少年の非行が目立ってきています。

最近やたらと耳に入るのが 「親族の殺害」
気持ちが高ぶり、我慢の限界を超えて凶暴になってしまい
勢い余って相手を殺してしまう。

「邪魔だから、殺した」
「いないほうがいいと思ったから、殺した」
そんな、いたたまれない言葉をよく耳にする。

だから、是非一度、青少年に聞いてみたい。

「邪魔な人を殺してみて何かを得ましたか?」
「本当に後悔はしていませんか?」
「もし過去に戻っても、また同じことを繰り返しますか?」


人間がただの動物と異なる点は
間違ったら、正しく進んでいけることだと思います。
親族になんらかの殺意を抱いている人は
今一度、自分を見つめ直して見てはいかがでしょうか。



それでもダメならその時は・・・・・。





【追記】
いつもいつも、ふざけた文章ばかりを書いていたので
たまには真面目な文章を、と思って先週くらい少しずつから書き始め
ようやく書き終わった。

色々と加筆や削除を繰り返しているうちに、累計6時間ぐらいかかった。
時間がかかったわりには、なんかうまく書けていない。
文才がないから仕方がないけど・・・。
でも、前回書いた 「人は見た目」 よりは多少なりと
うまく書けているのではないでしょうか。


ニ、三ヶ月に一度ぐらいはこういった
柄に合わない真面目な文章を書いていこうと思います。


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