ROOM
DiaryINDEXpastwill


2004年01月26日(月) 届くと、いいな。

昨日の、彼への電話は、
お通夜のしらせだった。

高校のサッカー部の、後輩の。


昨日お通夜に出て、
今日お葬式にも出て、

彼はいろんな思いや、気持ちで、
頭がいっぱいになってしまったようだった。


帰ってきて、
しばらく彼は、
あまりはなさなかった。


亡くなった後輩は、
みずから命をたったそうだった。


「あいつ・・・・
あほやあ」


彼がぽつり、といって。


「おばちゃんたちに、
好きなものいっぱいそなえてもらってなあ、
いつもすってた煙草とか、
ボールとか、
ゲームシャツとか。
あいつ、
・・・よかったなあ」


「もうちょっとがんばれよ・・
もうサッカーできひんやんか・・・」


彼が、
ぽつりぽつり
話しながら


あたしにしがみついて、
嗚咽して泣いた。


彼の発する言葉、
ひとつひとつが、
あたしにはとても・・・
なんていうか。
響いて。


気持ちの中に
すごくたくさんの悲しみがこみあげた。


上手にしゃべることなんてできなかったから。
できるだけ、
きつく
彼を抱きしめた。




ねえ。
みえてる?


彼が、あなたの先輩が、こんなに悲しんでるよ。


そのこと、
亡くなった彼に届くといいな。



煙草や、ボールと一緒に。




もか |おてがみ

My追加
<

素材おかりしました。偶然HNとおなじ!