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仕事が終わって、 自宅に帰る。
最寄り駅から家まで歩いて10分ちょっと。
彼があたしに電話してきてくれる時間だ。
約束しているわけでもなんでもないけれど、 けっこう欠かさずかけてくれる。
疲れた声の日もある。
「しんどかったら、電話いいよ?早く帰ってゆっくりしたら?」
と、あたしが言うと。
しんどいから、電話すんねんで。 声聞いたらちょい楽なるからね。
と言ってくれた。
それ以来電話がたとえ、 彼が飲みに行った後の12時すぎでも、 あたしが寝ようとしてたときでも、 うとうとしてても、 あたしはちゃんと電話にでる。
嬉しいから。
とても元気な声の時もある。
「話したいことがたくさんある」 らしい。
こんなことがあったぞ。 すげーと思った! ちょっと焦った‥‥ 嬉しかった。
嬉々として、報告してくれる。
話したいと思って電話してくれるのが嬉しいから。
ねむたくても、電話にでるよ。
ねむたいときの電話、ほんとは嫌いじゃないしね。
話を聞いた余韻で眠れるでしょ?
そして、起きたら、メールが入ってる。
「おはよう。いってくるよー今日は工場見学! 遅なるけど頑張るわー」
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