ROOM
DiaryINDEX|past|will
あたしは
「浪人生」
というものを一年間だけど、経験した。
すごく、特殊で、 厳しくて、制限されていて、 それでいて、楽しくって、
とても貴重だった一年間。
いろんな人間がいる。
一番、学んだことはそれだったかも。
予備校という場所柄か、みんないろんな話をする。
かなりの割合で、みんな上昇思考が強い。
上へ上へ。 ひたすら、上を見て進む。
あたしはもともと、影響を受けやすいタイプだから。 かなり、この風潮に影響を受け、 自分もデキる女を目指したりしていた。 (まあ、むりだったけど)
ただ、ひとつだけ、感じたこと。 今も、感じることがある。
一つの道しか見えていない、もしくは見ない人って、 すごく多いなと。
「上へ行くこと」 それ自体が目的である人の多さ。 ふと、それを、 先生か誰かに、話したことがある。
「そうだね。何浪もして大学に入って、 脱力してしまう人や、 見切りがつけれず何浪もしつづける人や、
口だけ夢が立派な人や。みんな根っこは同じだね」
と言っておられた。
でも、まだ、影響は残っているのだろうか、 あたしはまだ、
「まっすぐ上へ」 向かう人に、 憧れというものがある。
一つの道を、信じて見つめることの素敵さも、 やっぱりあの一年で知った気がするから。
ただ、 あたしは、 たくさんの選択肢を知る人間になりたいと思う。
たくさんの人の持つ、 たくさんのいい価値を知りたいなあと思う。
あたしは、きょろきょろしながら、生きていこうと思う。
|