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彼がせっせと、 仕事の先、チームの仲間、同期に年賀状を書いていた。
さすがに、 他の同期に書くのにあの子にだけ書かないわけにもいかないだろうし
書いたのだろうと思っていた。
「○○から年賀状きたよ。もかちゃんとお幸せにって書いてた(笑)」
と彼が言う。
年賀状を見せてくれた。
●●(彼)&もかちゃんの幸せを願いつつ‥
って書いていて、 他に、
同期としてこれからもよろしく、とか やっぱり●●がいたから研修を乗り切れた、
とかそういうこともかいてた。
あたしは、やっぱり自分を切るようにつらかった思いが 徐々に軽くなっているかもしれないことを感じた。
「同期」という間柄に、 どうしても苦しめられていた。
まして、あの子はその「同期グループ」の中の、 中心人物のようだったし。
連絡を断って、 というのは、今は、してくれていても、
事実上不可能。
来週にも研修があるし、 第一、そんなふうにさせたくない。
彼から、「同期」を遠ざけたいわけじゃないんだ。
あたしにも、大事にしてる仲間はいるから。
こうちゃんと、 「友達」でありつづけたいと かつてあたしが望んだことが こうちゃんをつらくさせただけでなく、
彼をこういうふうな気持ちにさせていたんだってことにいまさら気付く。
実感する。
少し、乗り越えれそうな気がした。
不安や、やきもちや、 そういうものがつきあった当初よりは強くなった。
元来、やきもちをやかないわけではないけれど 表にださないあたしが、 彼に言うようになった。
でも、あたしがやいていることを知った彼は
あたしを可愛がって撫でてくれる。
別に束縛はしたくないんだ。
ただ、やきもちはやかせてね。 そしてそんなあたしを心配させないように 少しでも気に掛けてくれたらいいな。
彼への気持ちはしっかりしている。
こんな付き合い方は彼とが初めてだ。
今までのおばかなあたしは、いつもすぐ迷っていたから。
あの子が彼をすごく好きで、 必要としていた事実に、ほんとうは少し救われている。
どうせなら、そうであってほしい。
それなら、 あの子とあたしの気持ちは一緒だから。
そしてそんなあの子に失礼にならないように あたしも精一杯で彼を好きでいよう。
「おまえと結婚したかった」 といってくれるこうちゃん、
「おまえがつらい思いすることない、別れて俺んとこでちょっとやすめや」
って言ってくれるR君、
ズルいあたしは、 君たちに多分支えられたと思う。
気持ちに甘えてごめん。 利用したって言われてもしかたないね。
もう、しっかりするよ。
ぶつかっていかなきゃ、 何もかわらない。
あたしは、 めーいっぱいの幸せが欲しいから。
もしそこに、挫折や悲しみや、失望や、そういうものがあっても。
多分、そういう生き方。
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