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2005年03月15日(火) におい

いやはや、いろんな人がいる。
直哉は、また、いままであたしが出会った人とは違うタイプだった。

「自分の利益にならんことはせん」

って言葉になんてはっきりしたひと、って思ったけれど
話を聞いていたら、おお、いさぎよいねー、
という感じで、むしろ、
ちょっと八方美人なかんじのあたしは、うらやましさも覚えた。


基本的に俺、初対面の人間に敵意出してるからね。
あこはめずらしいよ。こんなふうになるの。
俺にとっちゃ奇跡的だね。


あたしは、直哉から敵意などみじんも感じてなく
初めてのディスカッションの時も、多分無邪気に話しかけていたに違いない。

鈍感なのか?

え、でもさ、あのワークの日、直哉さ、うちらの席の女の子と一緒に帰ってたやん?


ああ・・・あの子なんか天然なんかしらんけどさ、
俺が明らかにひとりにしてくれ、ってオーラだしてんのに気づかんねんて。


こーわ。意地悪っ!

それで、思った。
あたしと会うことが、彼にメリットになってるの?

あたしは。正直。彼といるとらくだ。
就活のプレッシャーを、すごく取り除いてくれて
頑張ろうって気にさせてくれて。

今日は、JJで二人でビリヤードしてゲームして、卓球対決して、
すかっと遊んだ。

「もかが、ヘコんだ時とかは、言えよ。
飛んできてやるから。
」

そう言ってくれるけど。

彼が、住吉大社の、合格祈願のお守りをくれた。
就職だけじゃなく、国家試験もあるやろ、って。


気休めにくらいなるかなと思って、今日朝買ってきた。

彼のしてくれることというのは、いちいちあったかい。
かっこいいことじゃないけれど、あたしを思ってしてくれたことがわかって。


つきあって欲しいと、一応言われた。

あたしは直哉とはつきあえないよ。

きちんとそう言った。
でも、友達でいたいんだけど。微妙かな。

心の中で、でた、あたしの友達でいたい攻撃・・・
と思いながら。

あんた、何回友達でいることのリスクを知ったら気が済むの。

でも。
正直な気持ちなの。
0か、100か、っていうのはあたしにはしんどい。
彼氏か、他人か、なんて、世の中の男を二分できない。

そして、直哉みたいな存在の人は、
多分友達という言葉に当てはまらないんだろう。

ああ、だから、あたしは
「彼氏」「男友達」「他人」って、3パターンにはわけられない。

だから、「友達」って言うと、違和感があるんだ。
こうちゃんにしても・・・。

確実に、「微妙」か、「不思議」ってゆう分類があるはずで
そしてそのカテゴリはけっこう大事だったりする。



直哉は、長いスパンで待つ、と言った。
それはあたしが彼と別れるのを待つということだろうか。



まあ、あいつでもいっか、とかでもえーよ。
と、直哉は笑いながらあたしをなでながら言ったけれど。

あたしが友達がうんぬん、という、
ズルさ満点のはなしを正直にしたときも



まあ、ダメならダメでしゃーないしね。ええんちゃう。

と言われた。解るよ、って。
つまり、彼氏と別れるってのも、俺と付き合うってのも違うけど
俺は必要ってことやろ?


ああ。的確すぎて言葉なし。

ええよ。


そう言って彼はリズムを刻みながら運転してた。

ただ。どうしよう、どうしよう。


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あったかくておちついて、好きなにおいだった。

気がついたら、朝の4時を回ってた。
初めてあった日と同じ、時間の速さにまた、笑った。




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素材おかりしました。偶然HNとおなじ!