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NAOは人を傷つけることを極端に嫌う。 もちろんそれは人としてあたりまえのことで、 NAOの優しさなんだと思う。
でも、NAOはそのせいで損をしてるなあと思うことがある。 誰かが得をする結果の損ではなくて、 彼は人を傷つけまいとするがゆえに、 自分の想いを相手に伝えきれない。
相手を思いやるがゆえに、想いを言えない。
相手を、それが、結果的に傷つけていることがあることに たぶん彼は気付いてきてるんだろう。
彼の気持ちがわからないことに、傷つく子がいる。
もちろんあたしではないけれど。
彼は相手を思いやる。相手の都合を。 彼の立場から見た、相手の幸せを。 そして、彼は、伝えない。
彼は、今の立場になって少し、幸せの視点の違いに気付いたんだろう。
矛盾は嫌いな彼だけれど。
矛盾していても、あたしの素直な気持ちは知りたいという。 たとえ、自分が傷ついても。
あたしも。たとえあたしが傷ついても。 困っても。都合をかきみだされても。 ものわかりのいつもいい人よりも、 あたしの都合にかまっていられないくらい強く気持ちを伝えてほしいことがあるんだよ。
それが、たまらなく嬉しいことがあるんだよ。
どうやって生きても、誰かを絶対に傷つける。 だったら、そのぶん、あたしは幸せにならなくちゃ。
あたしが幸せを一生懸命探す過程のことでなくちゃ。
きっと、親が迷惑をかけられても一番望むのは子のしあわせ。 それと一緒なんじゃないかな。
もか
|おてがみ
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素材おかりしました。偶然HNとおなじ!

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