ROOM
DiaryINDEX|past|will
「仲良しだね」 って彼がつぶやいた。
「誰より仲良しな気がしてならない。」
って。
「多分俺は会社では、あんまり彼女の話をしないやつだと思われてたかもしれない」
っていうから、ちょっとだけ、すねていたら
「みんなの話を聞いてると、俺らが仲良しすぎる気がして、のろけしか言うことがなくて、黙らざるを得ない」
と。笑っちゃった。わかるし、その気持ちが。 あたしたちには波がある。 それは津波で、でかくて、 それ以外のときは穏やかに、元気に、仲良しだ。
あたしたちが二人でいるときにたまに会ったり一緒に飲んだりする かれの上司がひとりいて、
そのひとにはあたしたちの雰囲気がばれているので それ以来会社でいじられるらしい。
いちばん若い彼が、みんなにからかわれている姿は可愛くて あたしは大好きだ。
仲がいいことが一番だといつも思う。 複雑な気持ちは、二人で笑っているとき、消え去っているから。
普段のあたしの悩みも気になることも、 彼といれば薄まっていく。
彼にずっとずっと幸せだと思っていて欲しい。 それだけはいつも変わらない。
言わなくてもいいこともある。
もか
|おてがみ
<
素材おかりしました。偶然HNとおなじ!

|