ROOM
DiaryINDEX|past|will
2007年05月11日(金) |
目には目を…ではなくて正直な誠意を。 |
私は誠意をこっぴどく裏切ったわけだ。
私を恐る恐る信じよう、信じたいとし、それでも信用できない私にいらだち業を煮やしていた彼は、 私を痛めつけはじめた。
私は素直に傷つき、泣き、彼との溝を広げ、 その間に彼は違う女の子をみつけた。
同じ立場に立った私と彼はそれでも会っていて、 でもそれは私にはだんだん苦痛になっていた。
彼は私が苦痛を感じていることをなじった。
おまえが俺を捨てたからこうなった、 俺を選ばなかったからこうなった、
と。
私は、確かに彼からの大きな大きな、安心しきってしまえるような愛情に甘えていて、 それがなくなることに苦痛を感じていた。
ただそれと、だから私が彼を選ぶということは、 私の中で別次元にあり、有り得ないことであった。
私は、ずるい。 大きな大きな愛情を失いたくなくて、
「今後あなたを選ぶことは有り得ない」
ということを伝えなかった。
「彼女がいても君に会いたいのは、いつか君を選べるかもしれないと思うからだ」
と彼に言われたとき、 私と彼とでは会う動機が違うと知った。
ほころびも互いへの想いも、 もう修復できない状態になっていた。
もか
|おてがみ
<
素材おかりしました。偶然HNとおなじ!
|