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2006年10月10日(火) どうして冷たい物を食べちゃいけないの?

お友達になったばかりのYohくんからの質問です。
彼は冷たいものしか食べないと聞いていました。
全ての食品を冷蔵庫から出して食べていると。
炊きたてのご飯も一度冷まして、冷蔵庫で冷やして食べていると。
そして、食べるのが醜い行為だと思っていて、食べる代わりにお水を飲んでいると聞いていました。
そして、醜い行為である食べることをしないといけない場合は、最小限しか噛まずに飲み込むと。
私にとって、それだけの情報で
「どうして冷たい物を食べちゃいけないの?」と質問されたので、
うーん...困った〜って思いながら、一般的な答えをしました。
(Yohくん、違う言葉で説明しているので、納得したものと違うことを言っていたらごめんね)

まず、
冷たいものを食べると 胃が冷えます。
胃を冷やすことは胃に負担をかけ、胃に負担をかけることは、身体にストレスを与えることにも繋がります。
毎日身体に温かいものを食べていたら掛からないであろうストレスを毎日毎食かけることは、精神にも良い影響を与えません。
(身体が冷える → 体温を上げようとする この動作は、脳が指令することなので)

身体が冷えると、生命を維持しようとする働きを自分の身体は持っているので、
おお!ヤバイって思って体温を上昇させようとします。
この「おお!ヤバイ!」って脳が思っている状態は 臨戦状態であり、不測の事態だと脳は感じているのです。
不測の事態が毎日毎食続くと言う事は、脳をとても疲れさせ、そりゃー壊れもします。
だって、疲れちゃってるんだもん。
だから、自分の身体を労わるためにも、温かいものを胃袋にいれて下さいね。


で、その後、実は...と言って、Yohくん自身から説明してくれたことがあります。
それは、
・もともと痩せる願望があったこと。
・お薬の副作用で、食欲がめっちゃ出てしまったこと。
・胃袋を冷やすと、食欲がなくなると誰かから聞いたこと。
・水分を大量に摂ることは、お薬の副作用と、お腹を満たす為であること。

それを聞いたのは さようならをする少し前だったので、一般的な答えではなく、Yohくん宛ての答えがあることを家に帰ってから気が付きました。
ので、今朝メールで来週まで待ってねって言って、これに書き込んでいます。
(まずは、Yohくんには『食育のすすめ』を読んで貰っています)

で。
これを読んでいる無敵のダイエッターさんたち、
Yohくんは、自分がやりたいことの正反対の方向に向かって突っ走っていることに気が付きました?
ダイエッターなら みんなご存知のこと。
『身体を冷やさない』

Yohくんは、『ラード』というものを知っているかなぁ?
『ラード』を知らなくても、牛肉の脂でも良いか。
あの脂身は、さて、冷蔵庫では固まっているでしょうか?柔らかいでしょうか?

人間の脂肪も同じなのです。
まず脂肪の役割を説明すると、体温を同じに保つ役割つまり『保温』の役割を持っていて、
だから内蔵を冷やさないように、まず一番最初に付き易い箇所は、お腹のまわり。
そして、お尻。
女性の身体に丸みがあるのは、子宮を冷やさない為なんです。
で、この脂肪。
身体が冷えているうちは、取れたりしません。(断言します!)
体温を調節しているんだもん。そう考えると取れるはずないって思いません?
今でさえ身体が冷えてるんだから、脂肪がなくなったら恐ろしいことになるぞ!って身体が脂肪を逃がさないようにしていると思ってください。
余分に食べ物を摂取して溜まってしまった脂肪以外に、それをいらないものをして余分なものとして体外に排出できる体でないと、
脂肪は身体の外には出てくれません。
よって、どれだけ頑張っても痩せません。
(まぁ、食べなければ やつれていきますが、当然生命の危険にさらされます)

で二つ目、胃袋を冷やす為に冷たい物を摂っていることについて。
『胃袋を冷やすと食欲が低下する』説は、初めて聞きました。
その真偽のほどは おいておいて...
では、実験してみて下さい。
洗面器に氷水を用意して、その中に手を入れ、もう我慢できないって状況になるまで手を冷やして下さい。
そして氷水から出して...さて、手の温度は 下がっているか?上がっているか?
最初、氷のように冷たい手が、段々温かくなっていって、熱くなっていきませんか?

人間の身体は、体温を一定に保つ働きをもっています。
それは、人間が生物として 生きて行くのに必要な働きです。
生きて動く為に。
寒いと温めようとし、暑いと下げようとする。
この体温の調節が上手にできないと、熱中症になったり、低体温症になって命の危険に関わってきます。
老人は、体温調節の機能が 老化と共に衰えてくるので、熱中症になりやすいんですよね。

胃袋に冷たい物を入れると、胃袋は 当然 自身を温めようとします。
胃袋を冷やそうとして、実は温める方向に頑張っていたんですよね。
それも、とっても危険な方向で。

次に、喉が渇いているから、水分を摂っている は、
水分の摂り方に間違いがありました。
私がteaと一緒に山歩きに行くと怒られること。
それは、いっぺんに沢山摂らない!!ってこと。
夏に冷たいもの(水分)を摂り過ぎないことは、なぜかと言うと、冷たい飲み物は喉越しが良い為、ガブガブと飲めてしまいます。
ガブガブ飲んで胃液を薄め、その為に消化酵素が薄くなり、消化しきれないまま腸へ行き、
腸で栄養を充分吸収されないまま体外へ排出されます。
もしくは お腹を冷やしてしまう為に下痢になるか。
夏に冷たい飲み物をガブガブ飲んだ人は、秋風が吹く頃に疲れがドッと出て、夏バテになること受けあいです!
身体に栄養素が足りてないので、風邪を引いても なかなか治りません。

横道にそれました ^^;
で、効果的な水分の摂り方。
喉が渇いているんだから、喉を潤さないといくら飲んでも喉の渇きは癒えません。
こう言われると、納得できるでしょう?
喉もと過ぎれば熱さ忘れるではないけれど、喉を通過してしまった水分では、喉の渇きは癒えません。
では、どうするか?
一度口の中に含んで123ごっくん。
ゴクゴクゴクではなく、一度口の中で溜めておく時間が重要なのだそうです。

効率的に身体の渇きを癒せないとは?
飲んでも 飲んでも 尿として排出されてしまうため、同じく脱水症になるんです。
飲んでも 飲んでも 身体が吸収してくれないから。
身体に吸収される飲み方をしないと、いくら飲んでも喉の乾きも 身体の乾きも癒えないのです。



さて、痩せたいと思っているYohくん
まずは、私の日記の20010928、28の『ダイエット考 〜しがみついて離さない』を読んでみて下さい。

【日記へは下記をクリックしてね ^^】
http://www.enpitu.ne.jp/usr3/39189/


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