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2012年07月25日(水)
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上原ひろみ@Blue Note 青山
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先日。急にさそわれて、上原ひろみ@Blue Note 青山。
YoutubeかCDでしか聴いたことがなく、ナマは初。 「印刷でもWebでも色って再現できないよね、」の話をしていたが、まだまだ音も再現は難しいのだなぁと思う。 いや、そんな昔の聴かれてもね、ということか?
事前の印象はパワフル。 お寺の鐘つき棒のようにガンガン身体にあたってくる音ではないかと思っていた。 全然違うじゃん!
むしろ、たおやか。 強さがないわけではない。がそれは芯にあって表面にはない。 イメージは楚々とした外見と凛とした内面を併せ持った武家娘。もちろん和服。
激しく立ち上がって、時にひじで鍵盤叩いても、それでも、音に丸さがあるのが不思議。
聴いていて浮かんだもう一つの絵は、カクテルピアノならぬシャボン玉ピアノ。 カクテルピアノとは、ピアノのキーにそれぞれの酒を組み込んでおき、 キーを叩くたびに少しずつ様々な酒がグラスに滴り落ち、一曲の演奏が終わるころには、 その曲のカクテルが出来上がるという、夢の(?)マシーンのことだ。 (んなのあったらいいね、って話だったと思うけど)
その連想で、シャボン玉ピアノ。
叩いた鍵盤に合わせて、パステルカラーに輝くシャボン玉がぽろぽろと吹き上がる。 色も形も大きさもさまざまのシャボン玉が。 飛んできて手元でバチンとはじけた時に、呼吸と共に残音がすっと体に吸い込まれるような、そんなシャボン玉が。
音のシャボン玉。きらきら輝く音玉。やっぱり、丸いんだ。彼女の音って。 行って良かった。 ジュースでも濃縮還元とナマは違うものだもんなぁ。やっぱりナマは別物だ。 久しぶりに脊髄液が流れる気がしたよ。
眼鏡王子がきていらっしゃいました。 受付前フロアの入場待ちでお見かけして、瞬間的に「あ、眼鏡だ」(さすがに"おかっぱ"はつかなかったけど)と思ってしまった私はやはり組!脳なんでしょう。
alain
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