あなたに綺麗な傷をあげる
生涯、忘れられないように


あの頃の名残。
2006年11月22日(水)


かつてのあたしはいじめられっ子だった。
転校生だった小学校。
生意気だった中学校。(←激しく自覚有り…)
まあ、苛められる要素としては、自信過剰な目立ちたがり屋だったということ。
充分に腹立つ子供だった。



数年で、天真爛漫で生意気なガキから、対人恐怖症に変わった。



高校では深い人付き合いをしなかった。
男とは寝るだけで終わった。
短大では単独行動を選んだ。
クールで大人だと言われ続けた。



社会人になってから、同期と打ち解けることが出なかった。
仕事場では仕事に熱中した。
挙げ句、異動先で馴染めず、仕事量も半端じゃなく。
精神的にぶっ壊れて、肺炎を起こした。
そして、辞めた。(今更ながら惜しい大企業でした…)

結婚したのは正社員をやっている頃だった。
あたしがいなければ生きていけない人のように見えた。
周りから見れば強い人だったけれど、あたしにとっては庇護すべき男に見えた。



それでも。
対人恐怖症のような症状は消えなかった。
初対面を相手にすると、声も出なかった。
バイトや契約社員の面接では、直前まで、泣いて行くのを嫌がった。
外に出れば、足が震えてたまらなかった。






でも、ね、華。
今、あたしは平気だよ。



あたしには、何があってもあたしを裏切らないあなたがいる。
ううん、いつか離れるかもしれない。
裏切られるかもしれない。
あたしが裏切ってしまうかもしれない。

でも、ね、華。
あたしには、何があってもあたしの味方をしてくれる、あなたがいる。
どんなことがあっても、あたしの一番の味方がいる。
信じられる。
それだけは。











↑コメント変わります↑




BACK   NEXT
HOME