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あたしは昔から、いつも会いたい病気だ。 四六時中。眠っている時ですら。 そばにいたい。 一緒にいたい。 くっついて、その体温を常に感じていたい。 昔から、あたしは病気だ。 でも、この病気の怖さに気付いたのは、 華、あなたと一緒にいるようになってから。 離れるのが怖くて駄々を捏ねる。 離れなくてはならない時には、酷いことも平気で言う。 崩れそうになるバランスを保つために、 あたしは華がそばにいない時、華のことを忘れる。 うっかり忘れられなかった時には、 あたしはのたうち回って足掻く。 この病気は怖い。 コントロールが、出来ない。 もっと、もっともっと、一番近く、一番深いところまで。 あなたを取り込んでしまいたい、衝動。 噛み付いて、千切って、めちゃくちゃにしたくなる。 あたしは病気だ。 本当はもっと優しくしたいのに。 楽しいことだけ、嬉しいことだけ、あなたにあげたいのに。 あたしは病気に負けてしまう。 ごめんね。 だから、単なる淫乱とは違うの。 たぶんね。たぶん。
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