My life as a cat
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2003年11月01日(土) ネガティブな気持ち

家でテレビを見たり図書館で本を読んだりだけの生活をはじめて2ヶ月が過ぎようとしている。パースにいるときもやっていること自体は今と変りがないけれど、あちらは休暇で今は予定外のプータロという感じで心持ちは大きく違う。

以前働いていた会社は男性が圧倒的に多いところで彼らは細々した物の在り処をよく忘れた。だから仕事を休んだ次の日は「**どこにあるの?昨日みんなで探し回って大変だった〜」と言われたりしてそんな小さなことに自然と自分の存在価値を見出していた。けれど、今はわたしが一日中寝ていようとも社会はうまく廻っている。日曜日の夜のドラマで賀来千佳子が完璧に家事をこなす主婦の役を演じている。1円でも安く食品を手に入れる為に遠くのスーパーに自転車ででかけバランスよく30品目摂れるような食事を作る。けれど誰もそれをありがたがったりはしない。彼女が、「主婦の仕事なんてみんなやってあたりまえだと思ってる。誰もありがとうとは言ってくれない。いくら頑張ったって同じ」というセリフがあってなんだか自分のことのようにズキッときてしまった。わたしはキャリアウーマンタイプではないし、家でじっと本を読んでいるのも大好き、けれど人との接触が希薄になる生活の中で、こんな風に自分の存在価値を見出せなくなって落ち着かなくなってしまうこともある。


Michelina |MAIL