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ビザと結婚の問題。こちらではある程度付き合いが長くなると意志とはそぐわなくても結婚する人をちらほら見かける。わたしも「結婚」まではいかずともある程度の選択を迫られている時でもあり、頭が痛い。
ぽかぽかとした昼下がり同じような問題を抱える女友達と3人、イタリアンレストランでワインを飲み結婚談義をする。3人とも未経験の「結婚」はかなりミステリアスなもので考えれば考えるほど深みにはまってしまう。色々な選択肢があるこの時代だからこそこんな風に迷ってしまうのだろうか。
先日話す機会を得たうちの母くらいの年齢の女性はこちらへ来て30年。
「わたし達の時代は旦那様に一生奉仕するという気持ちで来ましたから」と言う。が、少なくともわたし達3人には「一生奉仕する」なんていう忠誠心は無い。
「あまり色んな人見ちゃうとかえってどんな人と結婚したらいいのかわからなくなるらしいよ」
という友達の言葉にそうかもーと頷き、若い男友達の
「結婚は勢いだよ」
という言葉を思い出して、既にタイミングを逃したような気分になる。
いつまでも日本とオーストラリアを迷いながらふらふら行き来していると大事な自分の道まで見失ってしまいそうだ。
「結婚は迷う時点でやめたほうがいい」
という言葉もどこかで聞いたな。
内館牧子は
「結婚して一生うまくやっていけるような人はエリートよ」
と言っていたけど、本当にそうだ。
わたしがエリートかどうかはやってみなきゃ全くわからない話だ。
日本に帰ったらちょっとは何か違ったものが見えてくるのかな。