My life as a cat
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2020年10月04日(日) 胡桃拾い

週末。栗拾いを目的に散歩。ちょうど落ち始めで沢山は拾えなかった(帰宅して計ったら500g程度だった)。見上げると今にも落ちてきそうに口の開いた実が沢山生ってる。来週の晴れた日にもう一度来ようねと話してたところ、リュカの知人の女の子と会った。彼女も散歩の途中で、木の実なんかを拾ったと見せてくれた。彼女は大きな庭のある屋敷に住んでいて、そこには色んな木が植えられてて、

「ただ野生の木の実の味ってどんなかな?って拾ってみただけ。アタシはうちにバスケット一杯あるから」

と、気前よく胡桃や栗が拾える場所を教えてくれた。栗は結局拾えなかったものの、ヘーゼルナッツと胡桃でバスケットは一杯になった。

今年初の栗おこわを炊いた。毎日でも食べられるくらい栗が好き。秋の恒例行事となった栗の森での栗拾い。歩いて歩いて、拾って拾って、休憩!と木の枝に腰掛けて水筒の熱いカフェを飲みながらビスケットを頬張る。うっすらかいていた汗はひんやり冷たい空気の中で次第に乾いてくる。辺りが薄暗くなる頃、灯りの点る町を見下ろしながら降りてきて、ピッツェリアへ直行してチーズの熱々なのを頬張る。家に帰ってすぐに栗の処理をして、疲れ果てた体を寝床に横たえる。

「あぁよく動き回った。幸せな日だった」

そう思っている間にもう寝入ってしまう。この行事が何よりも好きだった。今年は自分の脚では登れないだろうとがっかりしていたのだが、打開策を考案中。もしかしたら行けるかもしれない。自分の脚に鞭打って登るのも一つの醍醐味だったが、今年は行けるだけでも有り難い。


Michelina |MAIL