DiaryINDEX|
past|
will
2020年12月04日(金) |
バターナッツの食べ方 |


コンフィヌモンで通りはあまり人影もないけど、ちゃんとノエルのデコレーションが施されてた。寒い寒い通りをリュカの職場から家まで一緒に歩いて帰宅する。リュカはシャワーに直行。その間彼のバスローブをヒーターの側で温めておいて、シャワーからあがるその瞬間に持っていってあげる。よく乾いた温かいバスローブは最高。湯船のない暮らしをなんとか少しでも快適にするひと工夫。
近所の家の庭で生ったバターナッツを頂いた。この南瓜、いまいち美味しい食べ方を見つけられないでいた。以前一緒に暮らしていた人は、これを摩り下ろして、少々のスパイスと水で煮て、ぽってりしたスープというよりもカレーというような濃厚でクリーミーなピュレを作ってくれた。これが大好きだったのだが、記憶にあるやり方で作ってみても何故か彼が作ったような味に仕上がらなくて、何度か試して諦めた。今日はアメリカで大人気の料理研究家のアイナ・ガーテン(Ina Garten)さんの"Cooking for Jeffrey"という本に載っているリコッタとローストバターナッツのブルスケッタを作ってみることにした。バターナッツは1.5cm角に切ってオーブンで焼いて、オニオンをバターとオリーブオイルで炒めてメープルシロップとリンゴ酢で味付けして、これをバターナッツと合わせる。トーストの上にリコッタチーズをたっぷりと塗って、炒めものを乗せて完成。この本のレシピはどれも素材をひとつひとつ指定してる。塩はコッシャー、挽きたての胡椒、グレードAのメープルシロップ、自家製リコッタチーズ・・・。家にあるもので適当にやったが、とびきり美味しかった。アイナさんのこだわり材料で作ったらもっと美味しいのかもしれない(ここにもレシピが載ってた)。この本随分前に購入して、美味しそうだなと眺めてたけど、はじめて作った。なにせどれもカロリーが高そうで、ちょっと勇気を振り絞らないとならない。アイナさん自身も愛らしい見た目ではあるけど、やっぱりちょっと横に大きいものね。わたしなら横に大きくなる前に血液とかおかしくなってしまいそう。アメリカ人の作るレシピはやたらチキンのスープストックを使う。日本人がやたらかつお出汁とか入れるのに通ずる。これだけはこの本のマイナスポイントかな。野菜と塩だけで十分美味しいのに、そこに他の出汁を入れたいとは思わないんだよなぁ。今夜はこのブルスケッタを二切れとフィノッキオのポタージュでおしまい。洋風一汁一菜ってやつだ。
最近自家製納豆を作ってる。結構簡単にできるものなんだな。"納豆とごはんがあればそれでいい"って人に憧れてきたけど、納豆嫌いを克服できてから朝食は納豆ごはんにすることが多くなった。美味しく仕上がった自家製味噌と納豆に温かい雑穀米。どんなに美味しいものを食べても、やっぱり日本人なら誰もがこういう味にほっとするんではないか。