はぐれ雲日記
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築地の波除神社から河岸の中をずっと入って行くと 東京湾に至る。よどみ、にごって、潮の香りとともに「夢の島」もかくやと思うような悪臭も。 息子と仲間数人で仕事を一段落して、そのへんをブラブラしていたときの話。 先輩がある後輩に「貸し」があると見えて、ふと冗談半分に 「ここへ飛びこんだら借金(10万は)帳消しにしてやると言ったそうな。 すると、くだんの後輩はいきなりザブン、と止めるまもなく飛び込んでしまったそうな。 ・・・ややあって、全員があっけにとられる中 ”ザッバーンッ!!”と浮き上がってきた後輩は ヘドロや泥やわけのわからない汚物にまみれて、「この世のものとは思えない」 すさまじいというか、怪獣のような姿で海面に浮き上がりまして みな、くちぐちに「こんな汚ねえもん、生まれて初めて見た!!」と 大笑いだったそうで。 いやはや、元気のいい若い衆もあったもんですね。
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