はぐれ雲日記
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2006年03月01日(水) さる尊敬するお方の・・・

わし、刑事告訴の困難さについては、ここ1年、あっちこっちで聞いて、十二分にわかったつもりです。
(事件の内容にもよるが)それが事実上困難であるからという理由で民事告訴を前提にして交渉し、代理人弁護士をたてた上で当事者同士が和解したとしても、そのことでさらに一方の人が「無辜の人から金を毟りとった、いくら儲けたのか」などという名誉棄損を受けるとは、あまりにも理不尽だ。

名誉棄損の「可能性」と書いたのは、(刑事事件としての)名誉棄損があくまでも親告罪であり、刑事告訴を受け付けられ、しかも捜査が確実におこなわれ、加害者が逮捕されなければ違法行為と認定されないからです。だから、ウンザリしながら「可能性」とわざわざ書いた。

どうせそんなふうにことは運ばないのだから自分は犯罪者にはならない、という読みで、平然と名誉棄損を繰り返す人にとって、それはどこまでも「可能性」でしかなく、ほぼ実現などしない「夢想」なんですよ。はははのはだ。
そういう人は、憲法で認められている表現の自由も名誉毀損罪に抵触する場合は制限を受ける、という最低の常識すら知らないか、知っていても、無理が通れば道理ひっこむの諺を地でいく。

犯罪者になっても一向にかまわないと開き直る人もいるが、そこまで信念があるなら、なんで匿名の嫌がらせ行為だけに甘んじているのか。問うだけあほらしい。

裁判でもなんでもすりゃいいでしょう、っていう言い種は、以前にもずいぶん聞いたことがあるような気がする。そういう人にかぎって、あとになると言を翻してもっともらしいことを言い出す。さらに図に乗って「警察好き、裁判所好きの御一党」と揶揄する者もあらわれる。そういう人にかぎって当事者解決能力ゼロだ。もう、ほんとにウンザリだーよ。



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