カゼノトオリミチ
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夢を見た。
だだっぴろいアスファルトの道がまっすぐどこまでも続いていた。
あたりはたそがれいろで、ずうっと遠くに頼りげない水色の空と、 小さな白い雲がいくつか浮かんでいた。
目が覚めて、懐かしいような暖かい気持ちがした。 どこかで見た風景のような気がするが思い出せない。 もう少しそこに居たかったけれど、 目が覚めてしまったのだから仕方がない。
それに あのままもっともっと歩いていったとしても、 道は長く、ただどこまでも続いているだけだったのかもしれない。
natu
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