西の空に静かに太陽が落ちてゆく見守るように並ぶ チイサナ固まり いわし雲たちシャツの腕を撫でる風は冷たくてあわててガラス窓を閉める時計は午後5時 こんなに夕暮れがはやまりましたひんやり鼻をくすぐる 秋の空気はそうからっぽな季節に向かっているんだだから誰かをハグしたくなるあたたかくてふわふわの茶色いかたまりは私のハグに じいっとがまん がまんまあるい眼で不思議そうに見上げてるありがとう