カゼノトオリミチ
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2007年09月17日(月) 早秋





季節の入り口 探すように

迷子の熱気は小さなつむじ風となり

日焼けた髪を舞い上げる



誰もいないブランコ揺れて

見回せば

ぽっかり ここは秋と夏のあいだの公園



誰かの引いたチョークの跡を

はみ出さないよう歩いてみる

約束どおりに 空の青は深まるのでしょうか

風は高いところから吹いてくるのでしょうか



午後の太陽は容赦なく

アスファルトの上に黒い影を焼き付ける



時の止まったベンチに腰掛け

いつまでも往きたがらない この夏を

ここから一緒に見送ります






natu