カゼノトオリミチ
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どうしても出られなくて
ごめんなさい を 何度も繰り返す
そのベル 鳴り終わるまで
ベランダの風は 遠慮がないよね
遠慮ないけど 受け入れられないと思ったことは
一度も ない なぜだろうか
メールが鳴るほうがいいな
いそいそ 携帯のフタをあけてみたり
フタは ひとつの大きな扉と同じで それから
あれこれボタンを押してるうちに 心の準備も
できるもの
受話器を取ったら
いきなり動き出すストップウォッチ
それがシンドイなんて おかしいだろうか
素早くコトバを選び ええと、えとえと…
今日も 空はどこまでもみずいろ
白い雲はのんびり こちらをながめている
とっても
とっても 良い距離に思えて…
本当にありがとう
なんだか 誰かに会いたくなるよ
いつも ただの 片思いなんだけど
natu

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