しっかりと きざむのだここにある ことを この 存在をいまがシアワセだと 思うキモチ手のひらにのせて 握りしめるはがれてゆく ひとひら ひとひらをこのベランダで 見送ろう時が来れば 酔いのさめるように夢から 覚めるものけれど この 痕跡だけは 現実涼しい顔で 風にふかれようどんなときも どんなことも時のいとなみのカケラ に すぎないのだから たぶん