ソンザイノイギ なんて誰も教えてはくれないもう 行き止まり時にはね水に浮かんで 空を見上げる高い入道雲夏休みの歓声は どこか遠くて ヒトリきりジジジと 鳴くセミプールの端に あめんぼ みつけた草のニオイ ますますカナシイ酷暑の午後の熱風の中みんな生きているソンザイノイギ夏の空から 垂れた その糸をつかむのは 自らの手のチカラ だけ